志村けんさん、皆さんご存知かと思います。
お笑い界の材器。
ところが、
あの人、街で会うと、めちゃくちゃ詰まらない普通のオッサンだそうです。
なんと言うか・・・、
とにかく詰まらないそうです。
ある一流営業マンの話です。
この人、元々人とコミュニケーションを取るのが苦手だったそうです。というか、話をする際の内容の構築力に欠陥があるとかで、相手が話を理解するまでに時間がかかったんだとか。
それが何を取り違えたのか、ひょんなキッカケで営業をするはめになります。
無論、伸びない成績に疑う人もいません。
自分でも分かっていました。
しかし、経験と勉強を重ねる中で、自分の短所と長所を嗅ぎ分けて行きます。
そして、鍛錬の末に出来上がったスタンスが、話す速度は遅く、一般に比して要らぬ間があるなどという一見不器用なザマなのでしたが、そこに、相手を思い遣る笑顔と誠実さが如実に表れており、人は
「彼の安心して信頼出来る話し方が好き」
「商品を売り込まれている感はなく、むしろこちらの相談事に寄り添ってくれる彼からは、自然と商品を買ってあげたくなる。」
という高評価と信頼を獲得して行くのです。
世の中で、何らかの道に秀でているように見える人達の中には、実は元来その事が苦手な事だったりするなんて事はよくある話です。
しかし、苦手な事を自覚しているために、自ずと欠陥を埋めるべく努力と工夫を重ねます。
そうして、いつしかその道の老練と成り成るのです。
前者の志村けんさんもご自身の仕事を
「俺は職人なんだ」
と言っておられるようです。
つまりは、長所と短所は表裏一体であるという事。ある場面に置いては短所と成り得るものでも、それを自覚して創意工夫を重ねる事で、むしろそれがその人の武器にもなるという事。
ほほーっ。
何事も努力と誠意で、人は人生に花を咲かせるのですね。
僕らも、自分にとって一番いい色の花を咲かせて行きたいものですね。
まずは今日も一日、小さな花を咲かせましょう。
地球市民の皆様、本日も宜しくお願いします。
一成