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    皆さんは、
    自分という人間の商品価値を
    意識出来ているだろうか?


    「えっ?何ぃー!?
    俺たちは一人間であり、決して”商品”なんかではないぞ!
    “物”と一緒にするな!この馬鹿野郎!」


    こんな風に受け取る人もいるのだろうか。



    皆さんはどう解釈なさるだろう?


    実は、あらゆる商品やサービスは、言い換えれば”価値”である。
    人々は、それぞれの商品やサービスに何らかの価値ーー自分にとって必要な価値を見出し、その価値に対してお金を支払っている。

    一般に”商品”というと、このように”お金”を介在させた取引きの対象物を想像されるかと思う。

    しかしながら、世の中に存在する物は全て”価値”であると言える。
    そして、
    この中でマネタイズがされているものを我々は一般に”商品”と命名し、そうでないものに関しては特に命名をしていない。
    このため、世の中にある多くの”価値”について、我々はその本質を見失いがちである。



    ここで、今回、僕が主張したいのは、
    一人間である我々も、同じように”商品”であるという認識を持とう、という事なのである。

    僕等がこの社会で生きて行く事を選択したその瞬間から、僕等は常に他人からの査定や評価の中に自分を据え置かなければならなくなった。
    そして、自分の”価値”を提供する事によってそれぞれの居場所を確立してゆくのだ。

    だから、
    マネタイズがなされた世の中のあらゆる商品と同じように、僕らも又、常にその品質を高め続けなければならないし、当然日々の定期的なケアも不可欠になって来る。



    うーん、
    これって、
    具体的に説明するのが難しいんだけど、


    ざっくりとした例を挙げるとすると、



    例えば、今、何かに関するスゲー知識や知恵を持った人がいるとする。
    尚且つ、その人は、全く出し惜しみする事なく、それらの知識や知恵を他人に提供するとする。
    一般であれば、世の中の大抵の人は、時間をかけて蓄積した知識を自分だけの取り分にしようとするんだけど(この「知識」の部分は、例えば「お金」であってもいい。何にでも当て嵌まる。)、やはり、この人は存分に提供する。

    こうなると、この人の所には自然と人が集まって来る。
    人が集まって来ると、情報や助力、人脈といった財産が集まって来る。

    これらの財産は全て”価値”以外の何物でもないから、結果、この人自身の絶対値としての価値も高まってゆく。
    ここに一つの好循環型スパイラルが出来上がる。


    こういった商品皮質の価値ある人間が、この後、何かを始めようと思った時、

    その想いは、現実に形を帯びる可能性が非常に高い。





    例えば、ある男が無一文でBARに入ったとしよう。

    ーー、笑、
    この時点で既に単なる気狂いだが、www。

    普通で言ったら、お金を持ってないのだからお酒を飲もうとはしない筈なのだが、
    この男、何ら悪気もなく楽しそうにカクテルやショットグラスを煽ってる。


    ところが、よーく耳を澄ましていると、
    この男の提供する話がすこぶる知識的、戯画的要素に満ちている事が分かった。

    そして、その内、そのBARに居合わせた顔が、一つ、又一つと、この陽気な男の瞳に吸い寄せられるのが見て取れた。

    笑いと好奇心に満ちた店内では、普段よりも早いペースでワインやビールが注文された。

    マスターも、いつになく和らいだ顔でお酒を提供している。



    夜も深まり、一つ、二つと、陽気な顔が陽気なままに店を出て行った。


    会話が疎らになり始めた、丁度そんな頃合いに、マスターが言った。

    マスター「いやー、しかし、此の所アンタみたいな奴は滅法少なくなっちぃまったな〜。」

    男「いやー、俺なんざぁー、ただの荒れくれなんだぁ。
    そんなー褒め方しちゃー、オヤジぃー、
    とても勿体ないやい。
    やめてけろォ。」


    男の不恰好なヒゲが、又一度、オールドファッションドグラスにぶつかった。


    暫くすると、
    男も、ようやっと、
    そのふらついた腰を高めの丸椅子から上げようとした。


    すると、マスターが言った。

    「いやー、今日はアンタのお陰で商売繁盛だった。
    こんな楽しい夜は久々だ。
    お勘定はいいよ〜。
    そのかわし、また来てけれや!!」




    ついに男は、無一文で酒をたらふくその体に染み込ませたのだ。

    これは、男が自分の”価値”をこのBARに提供したからに他ならない。
    つまり、ここにも一つのビジネスが成立したわけだ。

    男は明日も何処かで野良暮れているのだろう。

    誰よりも楽しそうに、陽気に。




    ーーー・ーーー・ーーー


    おっと、いけない。

    もうこんな時間だ。



    一成も、こんな風にのらりくらりと書き綴ってしまったが、責任取って文章を締めなければならない。

    また、来週完結させよう。


    恐れ入ります、読者の皆様、

    どうぞ、気儘な一成に今一度お付き合い下さいませ。

     
     
     
     
     
     
     


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