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    人間は感情の生き物です。

    あらゆる局面に置ける正当性や論理性を頭で理解していても、
    瞬時の判断、
    または最終的な判断、
    の大部分をやはり感情が司るのです。


    組織に置いて出世する人間は、まず上司の感情に寄り添います。
    口説きたい女性を落とすのには、まずその女性の感情に寄り添います。

    逆に、
    例えば不注意からちょっとした事故を生んでしまった時、互いに喧嘩腰になって、裁判やら何やらどんどんとこじれて行くのは互いに余裕が無く、如何にして自分を守るか、どうしたら相手に頭を下げさせる事が出来るか、そればかりに気が行ってしまってるんですね。
    こっち方向に注力してしまうと、もうダメです。互いに時間やらエネルギーやら全てを失って行きます。

    こんな時は、
    例えば、自分がぶつけられた車が買ったばかりの新車だったとしても、
    例えば、この後重要な面接が控えていて、この事故のせいでそれがポシャっちゃったとしても、
    例えば、………
    ーーまぁ、シチュエーションは何でもいいです。
    ーーこんな時は、一歩だけ”ふっぅ”と落ち着いて、まず、相手の心に安否のお伺いを立てる事です。

    「大丈夫ですか?お怪我は無いですか?

    (どれだけ自分に非が無かったとしても)
    いやー、私が悪かった。不注意だった。大変申し訳なかった。

    (大抵の人は理性が無くなって気が立ってるから、どちらが悪いだの何だのという正当性はそっちのけで、取り敢えず自分の立場を守るために自分の正当性を主張し、攻撃して来るから、・・・ーーしかし、それでもこちらは胸を広げて相手の言葉を全て受け取るように)
    いや、確かにあなたの言う通りだ。これこれこうで、こう言う事ですよね。うんうん。私がここでこうすれば何も起こらなかったんですよね。」


    こういう風に同じ立場に立たれれば、どんな人間でも心を開きます。初め、気を立てていたとしても、時間と共に必ず心を開きます。
    それどころか、ややもすると先刻の反省が反動して、

    「いや、今日は私に食事をご馳走させて欲しい。言うべきでない事まで言って、あなたにきつく当たってしまったかもしれない。」

    なんて事にならないとも限りません。


    もしろ、
    災いを転じて福となす
    と言う様に、そこから繋がった人脈を今後の互いの人生に大いに生かして行ってしまえばいい。
    そうする事で、無駄なエネルギーを浪費しないどころか、思わぬ助力として互いの人生をより豊かなものにして行けます。

    前述した例え話の事故の件など、
    所謂、一見"災い”のように見えるものでも、その全体はたかが知れたものです。

    そんなつまらぬ一時の(見かけ上の)損害であっても、

    ある人は、負のエネルギーを生み出して互いの人生を失速させて行く。

    そして、又、ある人は、そこから正のエネルギーを生み出し、互いの人生をより華やかなものにして行く。



    答えは出ましたね。
    迷う事は無い。
    如何なる場合であっても、まず相手の感情に寄り添いましょう。
    そうする事で、大抵の場合、どんな問題でも解決します。



    ーーー・ーーー・ーーー

    そう、もう一つだけ僕の経験上からの例を挙げ
    させて貰ってもいいですか?


    何年か前に、とある店舗でバイトをしていたんだ!
    そこに、決まった時間に必ず店内の品物を一品か二品万引きするお客さんがいたんだ。
    無論、僕等は困りに困っていた。
    明らかにその人が万引きしている事が分かっていても、それを現行犯として捉えなければ、警察に突き出すなどという、"その後の対応”が出来かねたんだ。
    しかしながら、その人はその辺の小手先の技術が優れていて(ふふっ、これある意味才能だよな!ちょっとエネルギーの鉾先を転換したら、案外面白い物を生み出すかもしれんぞ!←いや、どうかな……笑。)、僕等の誰にもその隙を見せなかったんだ。
    「ここだぁっ!!」
    って思った時には、既に壊れかけの自転車で二車線道路の対岸を颯爽と駆け抜けてるんだ。あの逃げ足の速さは当に漫画の中のキャラ並みだった。



    僕は、

    はて?一体全体どうしたら良いのだろう…。

    と考えたんだ。



    そこで、僕はまずこの人と友達になる事にした。
    というのも、あの頃住んでいた町は、ほんのちっぽけな田舎町で、一寸外に出ると、まぁ大抵知り合いに会う、なんていう程の狭さだった。


    この万引き犯pも、壊れかけの自転車で職も持たずその辺をウロウロしてたから、一週間に一度くらいの頻度で姿を目撃するんだ。
    それで、互いに目が会うと、僕はすかさず手を振った。
    初めこそ、さらっと流されていたが、それが三度四度と重なると、流石にpも場の気まずさに困ったのか手を振り返す様になって来た。
    そこから僕らが距離を縮めるのに時間は要さなかった。

    なんだ、話してみると、普通の気の良い陽気なオッさんやないか!!
    茶席の暇潰しくらいにはなる。笑。


    いつだったかなんかは、
    ジムまでの15分間の大切なウォーキングの時間にひょこっとヤツ(←無論pの事を指す)が後ろから例の壊れかけの自転車に乗って現れて、馴れ馴れしく僕に満面の笑みで話掛けてくるじゃないか!
    この人、いつの間に俺とこんなに仲良くなったんだ?って、、僕にも判然が付かなかった。笑。
    僕が大事な電話をしているのにも関わらず、隣でニコニコ笑ってるんだ。あヤツ。苦笑。



    で、結局この万引き犯pがどうなったかというと、

    「あれっ!?
    そういえば、”ヤツ”最近見なくね?」

    「あぁ、そうだ!見ない。」

    「えっ?死んじまった?」

    「勝手に殺すなぁ!でも、……いやー、どうかな?縁起悪い事言うなよ〜。まぁ、言うて、どうでもいいけどな!」

    「えー、でも、なんかいなきゃいないでつまんないよねー。なんか物足りんなぁ〜」

    「まぁ、それもそうやなぁ〜。。。」

    「はぁー。」

    「はぁ〜。」

    ーーーっておぃおぃ!本末転倒しとるやないか!
    何だかんだ言うて、店舗の名物化しとるやないかぁ!アホんだらぁー。。。



    ってな感じでいつの間にか僕等の前から姿を消していた。
    はい!かくして店舗にはまたもや平和が訪れたのでしたぁ〜。
    次号へ続く!


    なーんて、ヒーローを気取って見たが、
    これが果たして良き解決だったのかどうなのか、判断が苦しいところではあるが、、、。まぁ、万引きでウチの店舗が損害を被る事は一先ず無くなったんだなぁ。


    あれっ!?
    なんか大して良い例じゃなかったかしらん?
    返って、前半の僕の文章の価値を下げてしまったかな?笑。
    まぁ、その辺の些事はサラッと流して下さいませ。

     

     



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